manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

行動力を身に付けたいあなたに贈る1冊🌈

好き嫌いがハッキリしているせいかもしれないが、やりたいこととやりたくないことを決める時には迷いがない。やりたくないことを「無駄だ」と判断するし、それはある種冷たい人間に映る時もある。けれど、優柔不断を優しさと履き違えている場合もある。今の現状に変化を与える時点では、プラスに働くかどうかは誰にも予測できない。今の現状に明らかな「無駄」が働いているのであれば、判断しないことが本当の「優しさ」になるのだろうか。

 

「行動力がある人こそ成功する」ということは、紛れも無い事実である。決断力が早い上、すんなり失敗したことをも認める。限られた時間を有効活用出来、気持ちの切り替えも早い。同じ職場で同じ時間を過ごしているにも関わらず、「この人に任せたい」と誰しも共通する人が存在するならば、その人は必ず「すぐ行動する」人に違いない。

 

今回の本は、「行動力の質」を問いている。なにがなんでも見切り発車で、とりあえずやってみる精神でいいということでは無く、『自分が動いてしまう仕組み作り』を理解しているかが要となる。すぐやってしまう環境を作り、すぐやるための感情を作り出すことこそ重要であり、本書では「意志×環境×感情」という方程式が用いられる。「やる気が出ないから」行動力が伴わないのではない。そこには、「やる気が出ない環境」も影響している。自分自身がやる気が出る場所に身を移すことも行動力のひとつと言える。また、「すぐやる人」と「やれない人」の行動パターンを比較する為、自分が今どちらの立ち位置にいるかを客観視することが出来る。習慣化されている行動パターンに少し変化を加えるだけで、自分の人生をコントロールする感覚を取り戻すことに繋がる。

 

「すぐやる人」の50の習慣が紹介されている中で、『21.すぐやる人は教わり上手、やれない人は頼り下手。』という項目がある。こちらは、全てに共通する内容であると感じた。素直に人から学ぶことが難しい時もある。教わる立場でもない、となるかもしれない。けれど、「すぐやる人」は人から学び、素直に『教えてください』と言うことができる。仕事に限らず、解らないことはすぐに調べられる時代となった。検索ワードさえ把握出来ておれば、知ろうとしていた枠を超えて、沢山の情報がヒットする。それと同時に、どの情報が確かなのだろうと、選択しなければならない状態に陥る。

 

例えば「身体の鍛え方」を検索して、沢山の情報に触れたとしても、自分に合っているかどうか解らないのでやらない、という結末になり兼ねない。現在私がパーソナルトレーニングに通う理由は「なにが正解か解らない」からだ。鍛え方の種類を沢山知っていて、画面の目の前で同じ格好でトレーニングをしようが、すべて自己流に過ぎない。凝り固まったプライドは捨てて、「解らないので教えてください」と教わる方が無駄が無く効率的ではないだろうか。結果、全く違った筋肉にアプローチをかけていたことによる身体の負担も発覚し、一から鍛え方を教わることとなった。アドバイスを受け入れ、まずは素直にやってみることが大切だ。

 

 すぐに行動できる人を羨ましいと感じたことはあるだろうか。「人や状況に追われて過ごしている時間」ではなく、「自分の意思で動いている時間」を増やすことが必要である。危険予知ばかりでは前に進めず、人との関わり無しでは成長することはない。「経験」と思っていることは、実際に肌で感じた経験なのだろうか。沢山の文章に触れ、すぐやる人の思考に触れたとしても実行しなければ意味がない。「今、自分にできることに集中すること」を心に留め、自分の人生をコントロールする感覚を養うべきだ。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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「すぐやる人」と「やれない人」の習慣

[著]塚本 亮

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)