manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

与える喜びを求めるあなたに贈る1冊🌈

また自分以外の誰かに苛立ちを覚えた。どうして解ってくれないのだろう、きちんとルールを守らないのだろう。相手にばかり期待する気持ちがこうも違った形で現れる。結局は自分本位であることに変わりはない。苛立つのは自分の中のルールに背いた行動だからであり、決して相手を認めた気持ちではない。人は他人に「こうあってほしい」と期待する。全ての人が他人に何かを求めながら、相手に好意を求め、自分を受け入れて認めてほしい。自尊心が満たされていない時、人は不安を覚え、相手と摩擦やトラブルを起こす。「自分を大切にしてくれない」と嘆き、傷つける人を敵とみなす。反対に、仲良くしたい人にはどう接するだろう。自然と相手に良く思われたい気持ちが出てくる。好かれたいが故の行動は、ある意味本質を突いている。相手を認める行動は、人間関係において1番大切なのではないだろうか。すべての人に好意を持つことは出来ないにしろ、少なくともより良い関係を作り上げることは身を置く環境を好転させる。

 

今回の本は人間関係を技術と捉えている。良い人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めるものを与えることとされる。自分が成功と幸福を求めることは、他人の成功と幸福を台無しにするように思われるが、幸福な人程周囲に寛容であることが立証されている。実際に日常に不満を持ち続けている人が他人を幸せに出来るとは思わない。人間関係の最重要ポイントは、「人々はたいてい自分の自尊心を満たすために行動すること」であり、相手に正論を振りかざすことではない。これは普遍的な原理であり、正論を説くよりも相手の自尊心を満たすほうが人を動かすうえで効果的である。自尊心とは自らの行動や人格について自信を持つことであり、本書では相手を限定せず、人間関係の4つのルールが示されている。

 

①すべての人は程度の差こそあれ自分本位である。

②すべての人は自分に最も強い関心を抱いている。

③すべての人は自分が重要だと感じたがっている。

④すべての人は他人に認められたいと思っている。

 

どの分野で活躍する人でも、人との関わり方を大切にしている人が成功に近づく。生きていく上で、人間関係を蔑ろにすることは出来ない。仕事の技術を向上させたとしても、人間関係が円滑でなければいずれ問題となる。失業の理由も、仕事の失敗ではなく、人間関係の失敗が理由となる場合が多いことが現状だ。自分の自尊心が満たすことが出来れば、他人に意識を向けることが出来る。相手の自尊心を認めることこそ重要であり、認めてくれた相手を受け入れる傾向がある。また、自分の自尊心を満たすためには、「他人に幸福を与えれば与えるほど、自分の幸福感が高まる」事実に気づかなければいけない。本書では「褒める」という行為がいかに大切かを述べている。大きな成功だけを褒めるのではなく、どんな些細なことでも構わない。誰かを褒めるという習慣を続けると、自身が満たされていることが自ずと理解出来るはずだ。「言わなくても解ってくれるだろう」という気持ちを捨て、直接伝えるということを心がける。更に、人間は論理的な生き物ではなく、感情の生き物であることを理解すれば、人間関係の技術は飛躍的に向上する。

 

相手に求めるだけの人生を送ってはいないだろうか。与えることの大切さに気づく為に、まず「褒める」という行動から始めてみる。なかなか恥ずかしくて言えないことが関係を悪化させる要因になるかもしれない。大切な家族、友人、恋人、会社の同僚、上司など、関わるすべての人に心を込めて「褒める」。相手が求めていることを見極めて与える習慣をつける。相手は自分を映し出す鏡であることを忘れてはいけない。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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人望が集まる人の考え方

なぜ、彼女のほうが人気があるのか?

[著]レス・ギブリン

 人望が集まる人の考え方 プレミアムカバー なぜ、彼女のほうが人気があるのか?

 

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