manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

得意なこと、好きなことで『1番』を経験したいあなたに贈る1冊🌈

私達は、一人一人個性を持ち生まれてくる。だけれど、ある程度の共通したことを教わり、自然と皆が一緒であることに安心を覚えるようにもなる。友達と同じ物が欲しくなったり、一緒であることが心地良くもなる。なにかを数値で示す時、「平均」という基準から下か上かを判断し、基準より少し上ならば良しとしようとすることもある。けれど、皆と同じくらいという「平均値」の安心感とは裏腹に、同じことをするならば1番になりたいと思う時がある。それは自分が少し得意としていることであったり、好きなことに関してだ。

 

少しずつ出来ることが増えていく中で、人並みよりも上達したいことや、負けたくないことは、自ずと出てくる。そういった気持ちが浮き彫りになりまた消えていく、その繰り返しだ。例えば、歌が上手いと褒められたとする。それが小さなきっかけとなり、人前で歌うことに興味を持ち、『歌手』という夢を抱いたとする。確かに周りの友達の中では1番上手いと褒められているし、沢山練習をして大会にも出場した経験もある。才能があるのかも?と自身に期待をする。そんな高ぶる気持ちでプロへの道を歩みだそうとしたところに、同じ夢を追いかけるライバルに出くわす。そして自分よりも優れているライバルを目の当たりにした時、「1番になりたい」という気持ちを捨てずにこだわり、貫けるかが要となる。

 

今回の本は「1番になるのはどういう人なのか」という疑問を起点として、著者が『1番』になった経験や、沢山の『1番になる人』を生み出した経験を元に紹介されている。『1番』にそこまでこだわらなくても良いのではないかとも考えるが、その気持ちは、『1番』を経験したことが無い、或いは自分が「1番になれない」人だと決めつけることから発生する場合が多い。なにも、大勢が目指す場所で『1番』を目指す必要は無い。人が貫こうとしていない隙間に着目することも大切であるし、なにかの『1番』を経験することで、次のステップに繋がる。

 

本書では、「自分にははじめから才能はないと思いなさい」としている。才能があると思い込んでいる場合、固定概念が強かったり、人の意見を聞き入れないことがある。蓄積させた経験の中だけで生きていれば、ある一定の段階で行き詰まる時がある。その時に思い知らされる事実は、才能がなくなったのではなく、最初から才能なんぞ無かったということだ。それを認めることでしか、次には進めない。そして実際に自分と同じ分野の天才を前にした場合、人間の心理として下記2つに分かれていることが挙げられる。

 

 

・彼らは天才だから、自分とは出来が違うんだと思ってしまう人。

 

・彼らは天才だから、少しでも彼らに近づけるよう、彼らを研究してみようと思う人。

 

生きる世界が違う人だと「違い」を認めてしまうのか、少しでも共通点や、近づける箇所を見つけるかで人生は変わる。自らの経験なんて高が知れていること、自身を凡人であることを認め、教わる姿勢を忘れてはいけない。

 

『1番』になりたいと感じたことはあるだろうか。人並みなんて面白くない、少しでも得意だ、好きだと感じることにこだわり続けたその先を見たくなる。それが結果的に『1番』になるかどうかなんて、やらないうちには誰にも解らない。「出来ないかもしれない」と気持ちが離れていれば、叶うものも叶わないからだ。どんな分野でもいい、仕事でも趣味でも『1番』になりたいことを見つける。そして突き抜ける人にしか解らない世界が存在することを忘れてはいけない。その世界にいつでも入っていけるように準備をしておくこと、目の前に巡ってきたチャンスを自ら感じ取り、流れに逆らわないことだ。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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一番になる人

[著]つんく♂

 

(文庫)一番になる人 (サンマーク文庫)

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