manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

生きる意味を見出したいあなたに贈る1冊🌈

今生きている世界、身近なところにも、「おかしいな」と思うことが沢山存在する。どうしてこのような選択がまかり通っているのだろうと首を傾げ、疑問を感じていたとしても、その疑問には誰かが自ずと努力をして解決をしていくだろうと見て見ぬをする。組織、社会の中でも同様に、おかしな世界に私達は存在している。

 

新入社員として働き始めた当初、「みんなお金持ちになってほしい」と一緒に働く方々に話したことがある。そして一言、「そんなことが出来るわけがない」という言葉が返された。何故出来ないのだろうと、私が働く上での大きな疑問であり、また目標となった。

働く会社は、「ドライバー」という職業に対して、『社会的地位を向上させる』という目標を掲げており、私はその社是に賛同し、就職を希望した。人は職業で人の価値を判断する部分がある、私はその判断に疑問を抱いている。なにかしらの理由、経済状況や家庭問題、色々な事情を抱えたのちに「ドライバー」という職を選択する人もいれば、憧れや、誇りを持ち、選択する人もいる。ドライバー職は労働時間が長く、つらい仕事、そして給料も安いというイメージが先行し、あまり社会的地位があるとは言い切れない。色々な境遇の方を社会人になりたての頃から、リアルな社会情勢と共に目の当たりにするものだから、その「お金持ち」に対する意味合いは、私としても深い意味を持ち合わせていた。

よく私は、「働いて頂いている方の後ろを見るようにしている」という言い方をするのだが、家族との豊かな生活をしてほしい、子供には十分な教育を受けさせてほしい、という願いがあるからだ。職で人を判断する世界は今後も変わらないだろう。その現実を理解した上で、今の状況に変化を与える為に私は働く。働くことは、理想と現実を埋めることだと感じている。不合理であるがなかろうが、自分自身もそれに流される必要はない。

 

今回の本は、常識と矛盾しているようでありながら真実であることを見出し、生きる意味を見つける為のものだ。生きている世界にはおかしい部分もたくさんある、狂っていると思わざるを得ない。だけれど、この狂った世界の中にあって人間としての意味を見つけることはできるはずだとしている。

 

本書は逆説の10カ条としてまとめられている。「逆説」とは、皆が信じている意見と対照的であるが、真理をついている。自身の環境も相重なり、紹介されている『第6章』が心に強く響いた。

 

第6章

もっとも大きな考えをもった

もっとも大きな男女は、

もっとも小さな心をもった

もっとも小さな男女によって、

撃ち落とされるかもしれない。

それでもなお、

大きな考えをもちなさい。

 

世界は大きな人々を必要としていて、大きな考えをも必要としている。ここで伝える「小さな人」とは、善良であり、組織に忠実で働き者のことを言う。自分自身の人生、自分の組織、自分が住んでいる場所や時間の枠を超えて物事を見ようとしない人、という意味を持つ。毎日やるべきことは上手にやれるけれど、変わって欲しくないと感じている、現状にしがみつき、新しいことに挑戦したくない場合が多い。変革を齎そうとする「大きな人」の行いは、「小さな人」へ変化を求めることになる為、力づくでその変化を阻止しようともする。大きな考えが良き方向に変わるか、成功するか分からない状況こそ不安を与えるのだ。

 

しかしこの世界は、大きな考えでしか人々に影響を与えることは出来ない。「大きなヴィジョン、大きな夢、大きな展望が新しい機会のドアを開き、望ましい現実を創出すれば、すべての人が恩恵を受ける」と語られている。人も組織も夢を必要としている、そして希望を抱く為の理由、努力して向かう目標も必要である。大きな考えには、それを引き出す力がある。

 

生きている世界に疑問を抱いているだろうか。色々な理不尽な出来事に嫌気もさすだろう。まずは、その世界を理解する、受け入れることが大切だ。逆説的な人生は生きる意味を発見できるひとつの手段である。実際、究極的に影響を与える人は、「多数の人に小さな影響を与える人たち」だとされる。自身が学んだことを他の人も学べるように手を貸し、自身がひとつの模範例になるように、生きていきたい。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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それでもなお、人を愛しなさい

人生の意味を見つけるための

逆説の10カ条

[著]ケント・M・キース