manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

無駄な時間を過ごさない、全ての時間を全力で生きるあなたに贈る1冊🌈

昔から寂しさを紛らわす為に誰かと居たかったり、連絡を取り合うことが私の心を埋めていたように思うけれど、最近では一人で何処かへ出かけることが増えたようにも感じる。また、そのような人も多くなったのではないだろうか。一人でいる時間を大切にしている人が増えたように思う。しかし現実は私も然り、一人で行動する「人」が共に集まり、趣味などを共有し、ある一定の距離を保ちながらも同じ時間を過ごしている。一人で出歩いていたとしても、なにかをシェアしている。こんなことがあったと伝えたい、見てほしい、この根本的な承認欲求は消えない。

 

最近、なにもしないまま1日を過ごしてしまうことが無くなった。それは充実させようと自ら予定を詰め込みすぎていたり、生き急いでいるのかもしれない。生きる限りは満足した人生を送りたい。生活も仕事も恋愛も謳歌させて、生きた証となるものを創り上げたい。気持ちが高ぶれば、手に取る本も「生と死」を匂わすものに興味を持ち出した。「いつ死ぬかわからないから、今を一生懸命生きるしかない」と感じているけれど、便利だからこそのリスクと背中合わせであることは重々承知の上だ。

 

今回の本は、死を意識した生き方を語られている。タイトルからも伝わる生き方に対する覚悟と共に、私達は必ず「死」という形で終わりを告げることを頭に入れておがなければならない。自分が死ぬことなんて考えたくもなかった、けれどそれは、終わりがないと思いたくて、無駄に過ごすことを正当化しているに過ぎない。

 

そして本書では、世の中の悩みはふたつしかないとされている。

 

ひとつは、消極的思考。

もうひとつは取り越し苦労。

 

常に恐れ、気持ちにブレーキをかけている。未来に対する恐怖を経験や知恵でカバーできる場合もあるが、自身で作り上げた恐怖に怯えているだけではないだろうか。著者は知人女性の死がきっかけとなり、葬儀業界で働くことになる。葬式でお経が読まれている最中、遺影が傾いているのが気になっていたが誰も直そうとしなかったそうだ。著者が指摘をしたところ、「読経の邪魔になるから触らないで」とたしなめられた。そしてこの怒りの感情が結果的に葬儀業界を根底から変えていこうとするバネになった。感情の大きな揺れを新しい行動を起こす原動力になることを示している。

 

最終地点を意識して生きることは、「どうせみんな死んでしまうのだから」という諦めではない。生きる意味を探し出し、その為に生きて死ぬほうが、自分が生きていたことは「無駄」にならないということだろう。限られているからこそ、永遠でないからこそ儚く尊い

 

死を意識したことはあるだろうか。今この時、何気なく過ごしてはいないだろうか。あたかも何十年先のことかのように考えてしまっているかもしれない。最終地点への道は長いか短いか分からない。今食べている物や過ごしている生活も、健康に反していそうな気がする、はたまた自分の人生に悪影響を及ぼすかもしれないのなら、すぐにでも辞めるべきだ。あなたのことが大切な人は沢山いる。あなたを失いたくない人も沢山いる。

 

身近な人の死は、生きていれば誰しも経験する可能性がある。毎日顔を合わせている人なのか、1年に数回会う人なのか、「またね」と言ってそれっきりの人なのか。人に限らず、ペットなどの生き物の場合でも同じこと。共有した時間や気持ちが寄り添えば寄り添う程、愛は深まる。けれど、この世に存在しているということは、お互いいつか必ず居なくなることを忘れてはいけない。私は全てが「愛」に通ずると信じている。だからこそ「今」に愛を注ぐべきだ。そして生きている「愛」は、伝えるべきだ。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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無駄に生きるな

熱く死ね

[著]直江 文忠

 

無駄に生きるな熱く死ね (Sanctuary books)

無駄に生きるな熱く死ね (Sanctuary books)