manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

年齢から自由になりたいあなたに贈る1冊🌈

20歳を迎える時は、早く大人の仲間入りをしたいという気持ちが強くあった。今30歳を目前に控え、年齢によって出来ないことや、あるいは決めつけのようなものも蔓延する現状。狭く生きているような気がしてならない。

年齢を基準に物事を考えていく上で、例えば結婚の話であったり、仕事であったり、この歳なんだからこうあるべき、という世間一般の流れこそが自由の幅に影響している。ただ、反発する心と裏腹に、「確かにもう年だしなあ」という気持ちが消えている訳ではない。

 

女性として生きているが故、結婚や出産は一大イベントとして、人生のどのタイミングにこの決断を行うか、非常に慎重になる。「早ければ良いものでは無い」という口癖には、多少の焦りが垣間見れるものだ。最近では、仕事も続けながら育児もこなし、人生を謳歌している女性も沢山いる。支持を得ている女性には、このように自分で人生を切り開いている方が多く感じる。選択肢は自身の胸の内にあるということだ。

 

今回の本はまさしく、女性の「自由」に焦点を置いている。日本では年齢を特に気にする。必ず会話の最中に「おいくつですか。」と質問を受ける、といった具合だ。

例えば、体力面であったり、外見は目に見えた形で「年」を連想させる。内面と外見はリンクしているものであり、心の自由さが外見へと影響していることは、自身でも思い当たる節はある。活発に生きている人はやはり肌質も良く感じられる。「若く見られたい」のであれば、数字を掲げて外を出歩く訳ではないのだから、姿勢ひとつ気を付けるだけでも解決する。猫背で自信がなさそうな女性に若さを感じないということであれば、実年齢よりも「若く」見られることは、至って簡単なことなのかもしれない。

 

同書の「うらやましい」と「憧れ」に関しての考え方には強く共感した。「うらやましい」は『コンプレックスの気持ち』、『どこか自分を見下している感じ』があること、「憧れ」は『理想の人物に魅了されること』とある。会話の最中に、安易に使う言葉のひとつに思われるが、背景にはそういった自分に対しての思い込みがあるのではないだろうか。「うらやましい」気持ちを「憧れ」に変化させるだけでも、心の持ちように変化が現れる。歳を重ねた上品で綺麗な女性と出会い、「きっと良い暮らしをしているんだろう、自分とは違う。うらやましいな」と感じたとする。この感情は「僻み・妬み」にも成りかねない。過ごす環境や関わる人間関係等、過去から構築されるものが個性であり、うらやむことではない。そこに「憧れ」という気持ちが生まれると、想いは「理想」となり、「目標」となる。

 

年齢や年代でカテゴライズする感覚から自由になれば、もっと人生を楽しめるのではないだろうか。世間の目、誰かの為に生きてはいないだろうか。自分の幸せを実感した時、人は優しくなる。美しさという観点からしても、年齢と関係するものではない。「年齢は自分の心と体そのもの」であり、自由に生きることが自然と「若々しく美しくなる」ことに繋がる。私にも目標としている女性がいる。会社を経営している女社長であり、子育てもこなし、自身を磨くことにも努力を惜しまない。活発に働き、活発に遊ぶ、素晴らしい生き方の女性だ。昔の私であれば、「うらやましい」と言葉を発し、自分とは別世界の人間だと諦めてしまい、自分を卑下した考えを持っていた。今では考え方を変え、「目標」としている。人生、考え方や思考でどうにでもなるものだ。美しく自由に生きていく、そう決めたからには、突き進んでいくしかない。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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フランス人は年をとるほど美しい

【著】ドラ・トーザン

 

フランス人は年をとるほど美しい (だいわ文庫)

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