manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

自分のストーリーを生き抜く1冊🌈

皆様、いつもご覧頂きありがとうございます。平岡麻奈です。気がつけば、11月も半ばとなりました。少し前まで誕生日気分が抜けていなかったのですが、今はどのようにして30代、40代、、、と生きていこうかとシフトチェンジしています。

 

ふいに考えることが多くなった「人生について」。大きいテーマのように感じますが、なんとなく生きていたり、終わりがまるで来ないかのように生きることこそ不安を抱えるようになりました。先日仕事の帰り道にふと、「後50年しかないじゃないか!」と何を思ったのか、声を出すくらいに自分の中で、焦りと希望が入り交じった状態になったことを覚えています。50年というのは、私が80歳まで生きることが出来ると仮定しての話。今では医療が発展していることもあり、仮定出来る年齢はもっと伸ばせられるかもしれません。けれど人生は分からないことだらけ。未来を予想することは出来ません。こんな風に考え出せば、全てが有難く感じてきました。今回ご紹介する本は、80年を優に超えた、「人生100年時代」を生きていく上での大切なことを学びます。「仕事術」とされていますが、生き方全てに通ずるものを感じました。

 

皆、なにかしら生きていく為に「仕事」をします。それが自分にとってやりがいのある仕事なのか、やらされ仕事なのか。仕事を始めたうちは何が正解かは解らず、つい「正解」を探そうとします。色々な経験を積んで自分に合う生き方を見つけたい。そんな「自分探し」をすることが、人生のようにも思います。今の私が全てじゃない!と感じたり、もっと出来るはずだと意気込んだり。本書のタイトルでもある「好きなことしか本気になれない」という言葉の真意はどこにあるのでしょうか。

 

今働いている会社であったり、通っている学校。本当は違うところに行きたかったのに、仕方なしに行っている、所謂「妥協」。自分になにかしらの可能性を感じているのでしょう。そして、もっと自分に見合うところがあるはずと、心が浮ついてくる。けれど、それってキリがない。他の例として、例えば好きな人が出来たとします。そして付き合うことが出来た。とても愛し合っているし、このまま行けば、もしかすると結婚するかもしれない。けれど、この人よりももっと素敵な人に出会えるかもしれない。今よりももっと自分に相応しい人がいるんじゃないだろうか。だから今を全力に愛せない。けれど、これってキリがない。

 

探し物を見つける為に人生を費やしていたら、好きなことを見つけた!と思っても、いやいやまだこれから素敵なことがあるかもしれないと思ってしまう。そんなことをしていたら、本気になれる時間が過ぎ去っているんじゃないかと、人生を上手く歩んでいるようで歩みきれていない遣る瀬無さが生まれました。

 

『「正解なき世界を生き伸びる方法」を皆さんと一緒に考える。』この著者の気持ちが読み手に非常に伝わり、語りかけている言葉ひとつひとつに重みを感じます。どこかに正解を探してしまうからこそ、今の判断が正しかったのか?と不安になります。こんな時、「選んだ道を自分で正解にしていく」ことが重要とされ、本書では「セルフリーダーシップ」と呼びます。今の判断が正しいか解らない、けれど自分はこうしたいと思う気持ち。これは「自分で目標を設定する」権利であり、「自分の価値観」の構築です。

 

下記は、「個人の力」を持つ為の三大要素として紹介されています。

 

①スキル

複数のスキルを持ち、新たなスキルを獲得し続けること。

 

②自分の価値観を持つこと

個人のスキルと価値観は、どんな仕事にも応用が効く。

 

③セルフリーダーシップ

目標を決めるのも、実行して達成するのも、それを評価するのも自分。

 

自由度を高める為に、ひとつのことに集中するよりも、幅広く適度な「スキル」を持つ。「価値観」は仕事という枠を越えた「生き方」に通ずるから、どんな仕事に就いたとしても変わらない。そしてその「価値観」に意味を持たせる、正解を見つけるというよりは創り出す「セルフリーダーシップ」の重要性。結局は、長く続けられる仕事は、自分がいかに納得していて心地良いかどうかです。存在するかも解らない未来への期待にばかり目を向けるより、今1番大切にすべきものを大切にして、愛する。そして、自分が選んだ選択を「正解」にする為に生きることこそ、本書での「キャリアアップよりも大事なのは、自分のストーリーを生きること」に繋がります。

 

妥協した気持ちを人生に寄り添わすなんて辛いだけ。「自分の心が満たされるか?」という気持ちを著者は大切にしていることに、強く共感しました。著者が人生を歩む中での葛藤や、「個人の力」と向き合いながらも移りゆく変化に対応していく姿には、激動の人生のように思えるけれど、自分を見失わない「セルフリーダーシップ」が感じられます。「社会システムの部品になる」から「自分というシステムづくり」へと変化させていく、「人生100年時代」に自分のストーリーを生き抜く為、無くてはならない1冊です。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える1冊になると嬉しいです。

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好きなことしか本気になれない。

人生100年時代のサバイバル仕事術

[著]南 章行

 好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術