manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

仕事と人生の可能性を広げる1冊🌈

皆様、いつもご覧頂きありがとうございます。平岡麻奈です。ようやくと言いますか、ゴルフを始めました。なんでゴルフを始めたの?と聞かれます。自分でも、そこの『なぜ?』にはあまり重きを置いていません。よく『自然とそうなっていた』という、理由とは言い難い「理由」を感じることが多くあります。そんな時はどこか運命的でありたいと願い、自然と理由を「後付け」するものかもしれません。

 

ゴルフの話に戻りますと、結果的に「やらなきゃなにもわかんない」ということです。色々と頭の中に描く絵が大きくなったり、偏る時は、「経験したことが無い」からです。ですが全てを「経験できる」わけではない。私がゴルフを続けても、現時点では会社のトップが集うゴルフをしているわけではない。そこにはゴルフ以外の経験も不可欠であるからです。接待なのか趣味なのか、イヤイヤなのか率先してるのか。人それぞれ、ひとつの事柄に対しての「価値観」は異なります。否定的に感じていることに対しては否定的な気持ちで知ろうとする、好意的な気持ちであれば贔屓目に見る。だからこそ価値観が合えば、運命かも?なんて欲目が働きます。

 

今回紹介する本は、ショートストーリーが13話で構成されています。全ては「仕事と人生の為」のストーリーです。タイトルにある『ゴルフ』という文字。『ゴルフ』を始めた私からすれば、見つけた時瞬時に、あ、運命だ!と理由づけたわけですが、なんでゴルフをしてるんだろう?と素朴な疑問に対して、明確な答えを示されています。「なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?」はショートストーリーのひとつになります。

 

「エグゼクティブがこぞってゴルフをするのはなぜだろう?このスポーツのどこに、彼らの人気を独占するほどの魅力があるのか?ゴルフには、エグゼクティブの仕事に似たところでもあるのだろうか?」(P.74)

 

「やらなきゃなにもわからない」ですが、誰しもが経験したいからといって、すぐに出来るというものではありません。ですが、上記のように感じた経験がある人は、出来ずとも「相手に対する理解」の大切さを大事にしています。このストーリーでは、『ゴルフ』と『エグゼクティブの仕事』が重なる部分を示している為、『ゴルフ』の経験の無い人には『仕事』を通じて想像させることを提供し、『ゴルフ』への壁を無くします。『ゴルフ』を経験している人は、『ゴルフ』を行うことで『仕事』での「行動」が活きていることに気づくことが出来ます。

 

他のストーリーも魅力的なものばかりです。他のストーリーの中で、読み進めるページのめくりが最も早かったストーリーは、「『前世紀のセールスマン』と『21世紀のセールスマン』」。ずっと疑問を抱いていた心がスッキリ!するストーリーでした。主人公は「タクシードライバー」。タクシードライバーは基本的には車を走らせた分だけ「お金を稼ぐ」ことが出来ます。なので、どの程度のドライバーとしての力量があるかというよりは、長くお客様がお乗り頂ければ、必然的に「お金を稼ぐ」ことになります。主人公はこの仕組みを利用し、最大にお客様から「最大の稼ぎ」を得ることを目標とし、目的地まで出来る限り時間をかけていく。これはたしかに自分の役割であり、利益を上げますが、工夫を凝らすわけではなく、長年働いていたとしても自分の利益を考えるだけでなにも進歩がありません。

 

ここで、タクシー市場に変化が訪れ、別の事業を始めなければいけないことを告げられます。新しい事業は『ラリー』。ラリーとは、自動車競技のひとつであり、速く、正確に車を走らせなければなりません。車を運転するという部分には変化がなく、使う道具も変わらない為、主人公は十分に仕事をこなせていると考えていたものの、車に対しての知識やクライアントが納得する成績の出し方を学ぼうとせず、以前とまるで変わらない。『ラリー』はほかの勝ちたい仲間と競い合うため、競争能力が必要となります。今までの仕事のやり方では生き抜くことが出来ない、ここでタイトルにある「セールスマン」に繋がります。ネットが今のように浸透していなかった時代、「セールスマン」は「しゃべるパンフレット」でした。お客様への伝達や、製品を紹介する役目、印刷されたものよりもはるかに詳しいこともあった。けれど今では商品のことを知りたければすぐに調べることが出来る。「ネット上のパンフレット」は見やすく、魅力的であり、「セールスマン」に会わずして事が済むとなれば、「セールスマン」の存在意義はなんなのでしょうか。

 

「『何の役にも立たないやつに、セールスをさせる』という言い習わしはもはや意味がなくなり、こんな言い方に変わってきた。『一番出来るやつにセールスをさせる』」(P.126)

 

これからのセールスマン像は「付加価値のあるセールスマン」であり、本当の力量がとわれるようになります。顧客と会社双方にとって付加価値を与える事が出来る「セールスマン」は、製品を紹介するだけのセールスはしません。顧客を自信を持って助ける姿勢を忘れず、自分も会社も不完全であることを認めて、熱心に研究をする。これまでと同じものを使うのだけれど、思考、使い方を変えていく。変化は改善のチャンスであり、進化には必要不可欠です。

 

「仕事と人生の為」のストーリーは、日頃気にかけているようで、どこか忘れてしまっているものを探し出すことが出来ます。経験をしたことがないことでも、ストーリーを読み進めていくうちに想像力を働かすことが出来、私ならこの場合どうするだろう?と客観的に捉え、「仕事と人生」に活かすことの出来る1冊です。

 

私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?

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