manachix’s blog

人生のきっかけを作ります🌈✨運命の1冊をあなたに!

何事も丁寧に取り組むあなたに贈る1冊🌈

今日のランチ、その後にカフェに入ったとして、どの判断、どの基準でお店を選んだだろうか。似たようなお店や、料理の種類も豊富にある。見事に「足りている」時代だ。なにかを購入するにしても、最後の決めては人によって異なる。その中でも一際繁盛しているお店や商品が存在する。

 

今回は、私自身以前から知っていた「小山ロール」のお店、『パティシエ エスコヤマ』を経営されている小山進様の書籍である。お店は兵庫県三田市に構えており、神戸市中心部からもおおよそ1時間は掛かる場所にある。支店は作らず、本店のみで経営されている。

お店には、イベントのような形で訪れる方もいると聞く。自然に囲まれた特別な場所だ。駅前で購入できるケーキ屋ではなく、「ここで集客は見込めない」と開店前に判断されていた場所にも関わらず、多くのお客様から選ばれている。「どこで住みたいか、どこで生きていたいか、それを考えたらいいんだ」とアドバイスを受けたと書かれており、経営者のこだわりを貫く姿勢、ぶれない軸が見受けられた。そして、商品ひとつひとつにストーリーを感じられる。どうしてこの商品が出来上がったのか。そのことを伝えたい、理解してほしい、その気持ちがお客様の心を掴んでいる。

 

ぶれない軸であったり、商品に対する想いの深さは、「丁寧」に何事も取り組むということに関しても顕著に現れる。教わったことを淡々とこなすだけではない。「丁寧」は美意識のひとつであり、心が入っているかどうか、それは相手に必ず伝わるものだ。

「丁寧」は必ず人の役に立つ。自分の仕事が忙しくなるうちに、小さな気配りを忘れていくと、人は雑になる。自分にしか目が行かなくなるのだ。

 

同書は、人の在り方についても詳しく書かれている。人が集まる人は、人脈ではなく「自分発信力」が大切とされる。「自分はどれだけ人の役に立てるのか」を重点に起き、行動する。名刺を配るだけでは人脈など作れないし、人の役には立たない。小さな積み重ね、自分という種をしっかり蒔いて育てることこそ重要である。

 

唯一無二の存在になるには、叶えたい夢を実現させるには、どうすべきか。それは、自分の将来に猶予を与えるのではなく、今目の前にあることを「丁寧」にやり遂げ、人の役に立つことを常に基準として考えることだ。

どんな仕事も同じことの繰り返しである。憧れる仕事であれども、現実その場所に行かなければ苦労もなにも分からない。今与えられている仕事が、本当にやりたい仕事の為になっているのか、疑問に思っているかもしれない。けれど、夢とかけ離れているからといって、雑にしていいものではない。色々な視野を持つ、経験をすることは、必ず活かされてくる。

 

私の心の問いかけに心を動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。

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丁寧を武器にする

[著]小山 進

 

丁寧を武器にする

丁寧を武器にする