皆様、いつもご覧頂きありがとうございます。平岡麻奈です。身につけるものや、ヘアスタイルを変えだしたり、どこかしらに今までとはなにかを自分に取り込もうとする時、自然とそうなっていたと感じたとしても、そこには理由が存在します。それは自分の殻を破りたい意思なのか、好意を抱いている人の好みに合わせたいのか、「今までの自分とはまるで違う」感覚。誰しもそういった変化が現れる可能性を秘めているように感じます。
これまで、「生き方」や「働き方」が題材となる書籍をご紹介させて頂くことが多くありましたが、今回はガラっと視点を変えて、「恋愛」についての書籍を選択しました。実際に「恋愛」は、人生において大切な「生き方」を見出し、そして「働き方」をも変えていくように思います。例え「恋愛」に興味がない状態であったとしても、『人を愛する』ことから学ぶことは数多くあります。それは、自分だけで生きているのではなく、共存していることを明確にして、お互いに歩み寄る心を育てるものだと感じます。
「恋愛」に得意不得意があるとすれば、私は『不得意』の部類です。「上手く愛情表現が出来ない」「愛し方が解らない」であったり、『不得意』なことを後回しにして他のことに力を注ぐ。充実しているように感じる生活に隙間風を感じるのは、これまで「恋愛」と向き合ってこなかったからかもしれません。「人を愛せない」のは、「愛したい」気持ちの裏返しのように自ら感じたこともあります。自分では忘れているはずの記憶が行動に制限をかけている、「仕方ない」と感じていることが覆されたとすれば、もっと人生を楽しめるかもしれません。
今回の書籍は、「さまざまな恋愛の表現が、心身の健康につながる」ことを目的とし、恋愛に関する研究結果、調査結果から抽出した情報が紹介されています。タイトルの「寿命を延ばす」為に必要な知識を得られる『恋愛医学』としての視点は、人生を豊かにする「恋愛」から、健康であり続けるための「恋愛」の必要性までをも組み込みます。それは、恋愛をする「心」に留まることなく、「外見」に関わることや、パートナーとの「絆」としても表れます。ですが、必ずしも「恋愛」や「結婚」することを推奨するのではなく、読み手側に「選択肢」を与えてくれる内容です。価値観は人それぞれであり、思い描く理想も幅広く、寛容であるべきだと感じます。そのようなことを踏まえた上で、「人を愛し、人に愛されることを医学的に検証する『恋愛医学』」をテーマにした本書を読むことにより、「精神的、肉体的、社会的に質の高い生活に結び付ける」ことを目指します。
読み進めていくうちに、「健康」と「恋愛」には深い関わりがあることを感じました。「人に愛されたい」という気持ちが、「健康的」な外見として魅力を増す為の要因となることもあるでしょうし、反対に「健康的」である人に魅力を感じることも同様です。また、「愛し、愛される」ことは人間関係に基づくものでもあるので、「相手を理解」する為の知識としても必要であると解ります。
「健康志向」の人は時代と共に増え続けています。これは、「肉体的」に健康であること、つまり適度な運動をして身体に良いものを食べるようなことが主に捉えがちですが、本書では「精神的にも、社会的にも健康」であることにもっと関心を向けるべきだとしています。「パートナーとの不仲、別れは、精神的および社会的な健康に悪影響を及ぼす可能性があるだけでなく、肉体的健康すなわち疾病の罹患率や寿命にまで影響する」ことへの理解と共に、本書は「肉体的、精神的、社会的に満たされた生活を送るための一助」となることでしょう。
過去になにか辛いことがあって引きずっていたり、新しいことに目を背けてしまっていたり、簡単なようでそうはいかないことは「恋愛」に限ったことではありません。「愛する」ことが出来た時は、新しい感情と相反するように、「愛してもいいのか」という気持ちも込み上げてきます。クリスマスソングを聴きながらも、幸せな歌やせつない歌、たくさんあります。これはおそらく、色々な感情が入り交じり合うからこその美しさではないでしょうか。例え傷ついたり、辛いことがあったとしても、人は誰かを「愛さずにはいられない」のかもしれません。
私の心の問いかけに心動かされた方は、この本を手にとっても良いかもしれません。この本があなたの人生を変える一冊になると嬉しいです。
黒い服での写真はこれ限りにしようと思います。手持ちがなく、そろそろ買物に出掛けます。
